月光蝶

こんにちは、NKKRです。
1年ほど前にSDのターンエーガンダムをクロスシルエット化したのですが、今回これに月光蝶を新規製作しました。

①、②：腕は、元のBB戦士の腕が知ってる∀の腕と全然違ったので、覚悟してプラ板の箱組みとエポパテで新造しました。
③：前腕肘側のディテールアップ用の0.2mmプラ板です。ターンエーはパネルラインが複雑で凹凸もあるので、貼ったり掘ったりと忙しかったです。
④：こだわりの頭部。元の顔がちょっと似てる別人くらいだったので、アニメの画面などとにらめっこしながら作り上げました。ツインアイとその周りのパネルを、これも0.2mmプラ板で作っています。
⑤、⑥：すねの下半分は元キットの脚部を流用。上半分はフレームの脚部に差せるように調整しながら0.3ｍｍプラ板で新規造形です。これがまた単純な面でなく、ひねったり曲がったりどう考えたらこうなるのか…。しかもこれを3Dモデリングでなくデザインしたのだろうと考えるととんでもないですね。
⑦、⑧：サフの前後です。元キットの部品はほとんど使いました。腕を変えたくらいかなと思います。ふくらはぎのスラスターベーンはシイタケモールド的なアレの感じで作りました。2個だからなんとかやりましたがこれをもっと細かい部品でたくさんつくるのはちょっと大変ですね…。

完成の正面と後ろと横の図。
ＢＢ戦士と比較して手足が長く、胴も少し伸びてターンエーらしいスタイルの良さを出せたと思います。
ホワイトとツインアイには少しグラデーションをかけました。額のマークには蛍光グリーンを使ったのでブラックライトを使うと光ってくれます。

①：実はツインアイの形状は変えていません。ツリ目にしなければよかったのになあと。左右の目尻を2mmくらいずつ狭めたのは個人的にかなり良かったと思っています。
②：前腕はかなり印象が違う、というよりなんでしょうねこのソデ。肩アーマーは元のパーツ分割を利用して、設定通りに前側だけが腕に追従します。
③、④：倍以上に伸びた脚。2段に分けた脚はふくらはぎの円弧が不自然にならないように現物合わせのすり合わせを繰り返していました。側面のダクトも一度くりぬいて、ＨＧを参考に奥まるようにプラ板を貼り合わせて作りました。

やっとこさ今回のメインです。月・光・蝶！
元から背中に穴が二つ開いていたので何かしら付けられるようになっていたのですが、企画されていたのでしょうかね？
今回はアメリカンフラワーとかディップアートと呼ばれるものを参考に、真鍮線で作った枠に膜を張らせて固めて作成しました。
以前の製作時は内側のフレーム部をもっと細い線で作っていたのですが、専用の液に浸して取り出すと粘度と接続の強度不足でバラバラになってしまったという経緯があります。
2回ほど失敗した後線を太くして、接続にもはんだを使うことでびくともしなくなりました。レベルを上げて物理で殴る的な解決ですね。
着色はクリアカラーをエアブラシ。この膜意外と丈夫で、溶剤耐性も思ったよりあるようでした。ただし浸すレベルの溶剤だと影響があるようで、一通り着色後にざらざらしてしまった部分を何とかするべく溶剤のみをブワァーッと吹いたらちょっとしわが寄っちゃいました。

使用塗料
本体に使用した色は覚えていません…。
今回月光蝶に使用したのは3色のみです。
色ノ源マゼンタ(クレオス)
色ノ源シアン(クレオス)
色ノ源イエロー(クレオス)
　

上記に加えてディップ液のクリアーを7つ購入しています。
何度かの失敗のたびに追加購入していましたね。ホームセンターに置いてあって良かったです。